クイック・リスポンス = QR (Quick Response) とは?
ファッションビジネスや流通でよく使用されることば、クイック・リスポンス = QR (quick response)。
これは、1980年後半から90年前半にかけて使われるようになった言葉で、従来のアパレルサプライチェーンのローコスト化を目指して始まった活動です。
まずは、従来のアパレル業界のサプライチェーンを見てみます。
①素材(生地、糸、染色など)調達(繊維メーカーなど)
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②企画デザイン・裁断・縫製により商品を製造(アパレルメーカーなど)
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③販売(百貨店、小売店、ECなど)
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④消費(消費者)
クイック・リスポンスとは、百貨店、小売店、ECなどで商品を販売する際に、商品の過剰在庫や在庫切れをできる限り削減するために販売店と製造業者がPOSシステムやバーコード、QRコードを使用した販売・在庫データ情報の共有により、売れる製品を売れる期間内に店頭へすぐに投入できるように時間的な対応(リスポンス)のサイクルを敏速(クイック)にすることを言います。
売れる在庫が売り切れたら、すぐに追加製造して店頭へ投入することで、売れ残りや過剰在庫を最小限に減らす効果があります。
ちなみに、QRコードは、クイック・リスポンスコードの略です。
In order to minimize our excess stocks, we need to adopt QR system.
(在庫過剰を防ぐためにはQRシステムを採用するべきです。)